高校卒業後、製造業を経て住設機器を販売する会社で、工務店さんにキッチンやシステムバスを販売する仕事をしていました。工務店さんからユーザー様の要望をお聞きし、その要望に合わせた提案をさせていただいていたのですが、ユーザー様の要望と工務店さんからの要望が合っていないと感じることが少なくなかったのです。予算が不足しているユーザー様に対して、「他の部位のグレードを落としても、お客様はキッチンに関して、このグレードのものを希望している」と分かっていても、当時の自分の立場からすれば、どうしても自社の顧客である工務店さんの要望に対応しなければならなかったのです。これが結構つらくて、いつしか資材販売の仕事では物足りなくなりました。そこで思い切って自分もエンドユーザー様と直接やり取りし、お客様に喜んでいただける提案をしたいと思い、越路建設に入社しました。
入社してすぐに新築の部署に配属されました。当時は自社で造成した宅地を販売し、その後、その土地に建つ建物の提案をしていくという流れで仕事をしていました。その後、リフォーム事業を強化するという会社の方針により、リフォーム事業部に異動することとなりました。
リフォームの仕事は、お客様が今のお住まいでまさに今、困っていることを解決するための提案をすることが中心で、単に建築の知識だけあっても、お役に立てないことが多いんです。お客様の生活、暮らし方の部分までこちらも勉強していないと、本当に良い提案が出来ないんですね。その部分が新築部門に居た時との大きな違いはそこでしょうか・・・。リフォームに携わらせていただく中で、お客様それぞれ、いろんなライフスタイルがあることを知りました。本当に毎日が勉強ですね。
リフォームはほとんどのケースでお客様が暮らしながら工事をさせていただくことが多いので、お客様と距離が本当に近い中で仕事をさせていただきます。だから工事終了後、ダイレクトな感想を聞かせてもらえるんですね。「リフォームを頼んで、ホント、見違えるような住まいになった！」と言ってもらえたり、お客様から繰り返し何度もリフォームのご依頼をいただける時、本当にやりがいを感じます。お客様と一度、構築した関係がずっと続くリフォームは、自分にとても向いていると思っています。
私自身、今、リフォームの責任者をさせてもらっていますが、大切にしたいのはチームの一体感ですね。やはりリフォームの場合、短い工期で対応しなければならず、アドバイザー、現場監督、そして各職人さんが一体となって取り組まなければ、お客様に満足していただく工事ができません。仕事を通して皆で成長し、皆で目標を達成していきたいです。
ウチの会社の特徴は、他の社員も同じ意見だと思いますが、やはり風通しが良くて仲が良いということですね。だから社員の定着率が非常に高いです。社員同士、仲が良くて、部署間の壁も無いですから、仕事は本当にしやすいと思います。また皆、人間的に親切なので、困った時は周囲の社員同士助け合う空気がありますね。後、住宅業界なのに休みもしっかりと取れるのも特徴ではないかと思っています。また長年、長岡でずっと住宅事業をやっていますから、ＯＢ様も3000組以上あって、日々、いろんなお客様からお問い合わせやお仕事の依頼をいただけます。会社が良い環境をつくってくれている分、しっかりと成果を出して皆で目標を達成し続けたいですね。
